衣・食・銃
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「強い軍隊を保有する国の飯は不味い」

結構よく聞く話ですね。
果たして実際の所はどうなんでしょうか。

今回は小銃と全然関係無いのですが、軍事繋がりの小話と言う事でこの命題を掘り下げたいと思います。


■パスタ製造機 > 兵器
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第二次大戦期にまつわるジョークの一つに、
「イタリア軍は戦場でも美味い飯が食えるようにパスタ製造機を持っていった」という話があります。
あれは厳密に言えばウソなのですが、イタリア軍が食に対して非常に執着を持っているのは
間違いないようで、現イタリア軍はジェラート製造機を保有していると聞きます。
そして軍隊としての質は、歴史的にも一般評論的にもお粗末なものです。

そんなイタリアは世界的に見ても非常に素晴らしい食文化を持つ国であり、
正に今回の命題に即した代表格だと思うのですが、果たして他国にも当てはまるのでしょうか。

そもそも飯が不味い国ってどこなんでしょう。

一般的によく言われるのはイギリスですね。
確かにフィッシュ&チップスとオートミールだけ毎日食べていたら美味い不味いは別として
頭おかしくなっちゃいそうです。

アメリカはどうでしょう。
「アメリカ料理」は「ファーストフード」の同義語と言えると思うのですが、若年層に人気がある反面、
高齢者にはちょっと厳しい食文化ということで、万人受けする料理の美味しさとは言えないかもしれません。

逆に飯が美味い国、というとどこなんでしょう。
日本・中国・フランス・イタリアあたりは誰もが納得の美食文化を持っていますね。

ではこの中で、「強い軍隊」を保有するのはどこなんでしょうか。


■強くて美味い国

強い軍隊、という表現は非常に難しい括りだと思います。
軍事予算や保有兵器数、兵員数を総合的に判断する事になると思うのですが、
実際にドンパチしてみないと真相はわかりません。

例えば日本は軍事予算や保有兵器の質で言えば世界で5本の指に入る軍事大国ですが、
実際に全面戦争となった場合、その実力はかなり疑わしい、と私は思います。
軍事評論の世界的権威「ジェーン」の世界軍事ランクで、日本は20位以内にも入っていない状況です。
そして何よりも、大人の事情で戦争が出来ない軍隊になっている以上、
他軍隊と比べるのはちょっと無理があるかもしれません。
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そうなると、言うまでもなくアメリカやイギリスは数値上、実績上共に大変強力な軍隊を保有する超大国です。
両国共に飯が不味い(とここでは言い切りましょう)国ですので、今回の命題に即していると言えます。


しかし、欧州の軍事を代表するもう一つの勢力、フランスが存在します。
かつては英国との二大国で世界中を牛耳っていた時代もあるフランスは、冷戦期もNATOに頼ることなく
その実力を背景に世界の軍事バランスの一端を握っていました。
つくる兵器、特に小銃はしょーもないものばかりですが、軍隊そのものの質は非常に高いと思います。

日本では高級料理の代名詞ともいえるフレンチディナーは言うまでも無く美食文化の粋です。
美味い飯と強い軍隊は両立する、といえる良い例だと思います。


結局の所、全ての国々にあてはまるとは言い難い「強い軍隊を保有する国の飯は不味い」法則でしたが、
その傾向は確かに存在するようです。


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by clan-aaa | 2009-05-02 07:00 | 「小銃少女」 | Comments(0)
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