ブランド・ライフル
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円高でブランド物がお買い得だそうです。
みなさんはブランド物派ですか?
それとも特にこだわりは無い派でしょうか。


ブランド物を決める上で最も重要なしるしが「刻印(スタンプ)」ですね。
ブランド物に限らず、全ての製品にはJISマークだったりPSEマークだったり、
何かしらの「スタンプ」が打刻されています。

実は、銃にも「ブランド」があります。
そのブランドを左右するのが、銃のスタンプなのです。

今回は、銃における「スタンプ」についてのお話です。


■品質保証のあかし

銃というものは、きちんとした製造過程を経て検査された物でないと、安全とは言えません。
一歩間違えば使用者に重大な事故をもたらす危険がある為、銃器メーカーは
製造した銃全てを検査し、必ず「プルーフマーク(検査印)」を打刻します。
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(↑ L85A1のプルーフマーク 通称「クイーン・クラウン」 
BNPは「B」バーミンガム小火器工場での「N」ニトロ「P」プルーフ(無煙火薬検査)を意味する
↓ FN FALのプルーフマーク
LEG=リエージュ(FN本社の所在地)における銃身検定正常合格印)


こうしたプルーフ・マークは、銃身・機関部・主要パーツ全てに科せられた
検査を経た物のみ打刻され、その場所は銃身検定印であれば銃身、
機関部であれば本体、といった具合に打刻されます。


打刻の際には小さな数字(シリアル・ナンバー)が付される事があります。
これはロット数を表したもので、もし欠陥や故障が生じた場合、
その生産ロットは全て回収、もしくは修理となるのです。


こうしたプルーフマークの他に、もう一つ重要なスタンプが存在します。
それが、その銃のブランドをあらわす「メーカースタンプ」です。


■銃のブランド

銃器市場における取引の際に、最も重要なしるしとなるのが「メーカースタンプ」です。
例えばAK-47のような世界中で生産された銃の場合、
その製造国によって取引の値段が大きく変わってきます。
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(↑ AK主要製造メーカースタンプ一覧)

AK-47製造国の中で最も評価が高くなるのが「旧ソ連・ロシア製」、すなわち最高ブランドです。
特に旧ソ連純正は加工精度・品質共に良好で、
価格はまちまちですが一挺あたりおよそ600ドル~で取引されます

次に高いのがブルガリアや東ドイツなどの旧東欧諸国製です。
二流品ですが品質は良好で、数が多い割にはそこそこな値段がつきます。
価格は約300ドル~くらいになります。

そして最も安くて粗悪な物が中国・北朝鮮製です。
品質が悪く、数も非常に多く出回っています。
価格は100ドル~くらいです。


現在ロシア国内でAK-47・AK-74(AK-100シリーズ)の製造を行っている本家本元のイジェマッシは、
銃器市場における中国製コピーAK「五六式」に悩まされています。
品質は最悪なのですが、安価で数が多く出回っている為に市場へ広く流通し、
本家であるイジェマッシのAKが売れないのです。


ブランド市場やソフトウェア市場でも中国製の粗悪なコピー製品が問題となっていますが、
銃器史上でも同じ事が言えるようです。
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by clan-aaa | 2009-05-26 07:00 | 「小銃少女」 | Comments(0)
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