カラー・コード
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(クリックして見て下さい)

ちょっと趣向を変えてみました。
マガジンの側面が平坦なのは、AK-47初期型の特徴です。
スライブサイドモデルと呼ばれています。


さて、今回は「弾薬」のお話です。
弾が無けりゃ銃もただの鉄棒です。弾の存在あってこその銃です。
今回は特に、軍用弾についての説明に的を絞りたいと思います。

■弾薬の種類

弾薬と一言で言ってもその種類は非常に豊富であり、使用目的に応じて使い分ける事が必要とされます。
最もポピュラーな弾薬である「ボール弾」は、鉛やタングステン等の比重の大きな合金を芯にしたものを
銅で被甲したものを指し、民間人から軍隊にまで最も広く使用されています。


しかし、状況によっては、ボール弾以外のものを使用する方が効果的な場合があります。
例えば、上の写真のような状況だと、普通のボール弾を撃っても何処へ弾が飛んでるのか
なかなか判別できません。となると、

・夜間でも弾道を視認したい
「光る弾=曳光弾(トレーサー)」


を使用する事が効果的なのです。

その他にも、

・車両等、非常に硬い目標物を撃ちたい
「とても硬い弾=徹甲弾(アーマーピアシング)」

・遠くにある家屋等を炎上させたい
「延焼する弾=焼夷弾(インセンダリー)」

・車両を炎上させたい
・「とても硬くて延焼する弾=徹甲焼夷弾(アーマーピアシング・インセンダリー)」


といった具合に使い分ければいいのです。

しかし、こんなに種類が豊富だと、間違って別の弾を使ってしまうかもしれません。
簡単かつ瞬時に弾の種類を見分ける方法、それが「カラー・コード」です。


■カラー・コード
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軍用弾は、普通缶詰に封入された状態で弾薬工場から出荷されます。
その時点では、缶の外側に弾薬の説明が記載されているので、大きな混乱はおきません。
AK-47で使用されるM43弾の場合、一缶には弾薬が約600~800発ほど入っており、
付属の缶きり(上図右上)を使い開けると、茶紙で約30発ごとに小分けされています。


で、これを各兵士に配る事になるのですが、この時点で缶の記載はわからなくなります。
じゃあこの後はどうやって判別するのかというと、各軍の規約に基づいた「カラー・コード」に頼ります。
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(↑ NATO、WTO(ワルシャワ条約機構)規約に準拠した各弾薬カラー・コード一覧)


ここで注意したいのは、NATOとWTOではカラーコードが全然違う点です。
NATOでは曳光弾であるレッド・チップは、WTOだと焼夷弾にあたります。
またこの図では大雑把に留まっている各弾薬の名称も、実際には様々な状況に応じられるように
ここでは列挙できないくらい非常に細分化されています。


ちなみに曳光弾を使用する場合、一般的には通常のボール弾4発に1発の割合で混ぜて使用します。
曳光弾は弾頭内部の曳光剤が燃焼しきると弾頭重量が軽くなる為、弾道が安定しないのです。
あくまでも弾道を視認するための補助弾であり、目標物に当てる性格の弾薬ではない事を
付け加えておきます。
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by clan-aaa | 2009-05-30 07:00 | 「小銃少女」 | Comments(0)
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