銃の交配
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更新がえらく遅くなってしまって申し訳ない限りです。
諸事情により不規則な生活スケジュールが今後もしばらく続きそうです。

さて、今回は「銃の交配」です。
銃も結婚したり子供を生むんですね。今回はそういうお話です。

■いいとこどり

優秀な種族を交配させてさらに優秀な個体を生み出す交配は、銃器の世界にも存在します。
以前ご紹介した「コンビネーション・ガン」とは違って、交配の場合、
その特性だけを抽出し、一つの個体に形成するという特徴があります。

非常に高品質のバレルを備え、その流麗なデザインと仕上げによって
「リボルバーのロールスロイス」と呼ばれた「コルトパイソン」は、残念な事にその内部メカニズムが
未熟であった為、実用性に欠けていた事でも有名です。


コルトのライバル社S&Wは、自社製品にパイソンのようなカリスマ的モデルこそ持っていませんでしたが、
リボルバーとしての完成度には一歩先んじていました。
その優れた内部性能から、同社製リボルバーはリボルバーのベンチマーク的存在とされています。


優れたバレルを持つパイソンと、優れた構造を持つS&Wのリボルバーの「いいところ」だけを合わせたものが
交配種「SMYTHON」(スマイソン)です。
優秀な箇所を抽出し掛け合わせる事で、さらに優秀なものを生み出した銃の交配の典型例です


自動小銃の世界でも、有名な交配例が存在します。
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前例のように、両者が世界的に有名なライバル関係にある「M16」と「AK」の交配例、SR-47です。

これは、アメリカ軍部が出した「戦場で押収した敵方の弾薬(主にAK用7.62mm×39)を使用できる
M16っぽい銃が欲すぃ」という要求にとある民間企業がこたえたもので、
特殊部隊での使用を前提として開発・製造されました。

このSR-47は実際に何度か戦場へ投入されたのですが、
残念ながらM16の弱みである機関部の汚れやすさが目立ってしまい、
「そんなんだったらもう最初っからAK持って行けばよくね?」という結論に達してしまい、
お蔵入りとなってしまいました。


両親が優秀であっても、生まれてくる子供は
必ずしも優秀であるとは限らないのです。
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by clan-aaa | 2009-07-21 22:00 | 「小銃少女」 | Comments(1)
Commented by ななし at 2010-06-26 13:23 x
そう言えばガリルも西側弾薬を使えるカラシニコフぽい銃でしたよね。
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