<<今までのあらすじ>>
アサルト科一寡黙な少女、いよが狙撃科に転向するとの噂が立った。 「出来損ない」「落ちこぼれ」と言われる彼女には、 あるトライアルでの複雑な過去があった。 とある出来事をきっかけに、いよは狙撃科のまくみと対立する。 夕暮れの第4射場にたたずむ二人の小銃少女の運命は― 「―14番目の少女」 第1話 「少女の価値」 第2話 「 T R I A L 」 第3話 「大国のはざまで」 (お手数ですが各ページをクリックしてお読み下さい) まず最初に、長きに渡りお付き合い頂いた読者の皆様に深い感謝を表したく思います。 ここまでやってこられたのは、何よりも皆さんの存在に他なりません。 本当にありがとうございました。 最終回の解説については別個に書く予定はありません。 これは皆さんにその解釈と評価を委ねたく思っているからです。 最終回はこれまでと違い、そのほとんどの内容が私自身のアサルトライフル観に基づいて描かれています。 ですので、その内容に関しては、肯定否定問わずあらゆる解釈があって然りだと考えます。 ただ、最後に一言付け加えておきたいのは、最終話を通して私が伝えたかった事は 「M14は実用出来るものだ」とか「フルオートでも当てられる事は当てられる」といった事ではなく、 どうして今もなお自動小銃は第一線で活躍するのか、その意義を突き詰めたものです。 ですので、最後のシーンでいよは全ての的を倒したようには描いていませんし、 まくみもその事で驚いているのではありません。 どうしていよはフルオートで撃ったのか、その行為にのみ最終話の意義が存在します。 重ねて、長きに渡りお付き合い頂きありがとうございました。 稚拙な漫画表現でどれほど満足頂けたのか不安ではありますが、 少しでも楽しんで頂けたのなら光栄です。 さて、次回の小銃少女は、新章に突入いたします。 来週より再開の予定です。お楽しみに。
by clan-aaa
| 2009-10-02 22:00
| 「小銃少女」
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Comments(7)
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くろと
at 2009-10-03 03:32
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執筆お疲れ様です(^^)
納得の結末でした 悲劇の主力小銃とその結末についてでしたが、 運用によってそれぞれ戦場があるわけで、それぞれの役割があるわけですから 1発当たれば人は死ぬんでしょうが、木の葉程度の遮蔽物でも弾がそれることも往々にあり それがアサルトライフルを生んだ理由ではないでしょうか? 何も安全圏から鴨撃ちするのが戦争ではないわけですから と、感じた今回のお話でした(^^;
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翔
at 2009-10-03 08:40
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最終回、お疲れ様です。
何故連発で撃ったのか、これはとても奥深いですね、それはきっと 「トリガーは一度引けば終わり」 という言葉にあると思います。 手動装填と自動装填の違いを表しアサルトライフルには出来ないような事も出来る。 M14が批判を受けたのは「サブマシンガンで狙撃が出来るか!」って言ってる様なものです。 でもサブマシンガンは取り回しの良さや、それこそ連発での射撃精度に秀でています。 今では見直されていますが、元から現在のように使われていればこんな事も無かったでしょう。 そして次回作では新キャラは出るのか?楽しみです 新しい先生や生徒も見てみたいと思ってます。 89式小銃の登場も願っています(図々しい) 関係無い話ですけど 自衛隊に行ってきた感想を簡潔に。 基地全体が町のようで中に居酒屋まであってとても驚きました。 隊員さんもとても親しみやすく貴重な体験になったと思います。 89式小銃も嫌になるほど見ました(嫌とか言うな!!腕立て伏せ50回だ!) 最後になりますがちょっとだけ思った事を えと...胸がエ○イです、やらしいこと考えてすいませんでした。
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標的うさぎ
at 2009-10-04 00:38
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無事の完結、おめでとうございます!!
小銃少女の次章にも期待してますね。 なぜフルオートで撃った・・・・ですか。 僕は制圧能力の差を感じました。 下手に突っ込めば皆まとめて蜂の巣。心理的な効果は強いと思います。 フルオートで「面」での制圧効果が期待できますから、いざとなったとき、複数人数相手でも、進撃を押しとどめる効果がありそうですし。 それに現代でも、占領には歩兵の足が必要。ピンポイントの攻撃ではなく、制圧力を求めた結果なのかなと。 あと最終話で感じたのは、 狙撃銃→敵を確実に「殺す」道具。 アサルトライフル→敵を「無力化」する道具。 といった感じです。 あと、僕の読解力の問題もあると思うのですが、いよがフルオートで撃ったのに気がつきませんでした・・・・。 フルオートというと、薬莢が複数飛び出ているイメージが強いせいだと思います。 でも、いよの静の描写は最高にカッコイイと思います。
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clan-aaa at 2009-10-04 03:57
>くろとさん
おっしゃるように、役割を理解したうえで能力に応じた使い道を詮索するという、 道具としての基本的な使い方を無視して批評する事は乱暴です。 安全圏からの鴨撃ちが出来るのは、果たして誰のおかげなのか、 そうしたメッセージも今回は含ませています。 ご声援ありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。 >翔さん 狙撃銃・突撃銃問わず、トリガーが一度しか引けないのは皆平等です。 その重みと役割に差はありますが、翔さんもおっしゃるように当たらない弾は全て無意味だとは限りません。 自衛隊でのお勤めお疲れ様でした。 嫌になるほど89式が見られるなんて、海外の銃器愛好家からすれば 垂涎の経験だと思いますよ^^ あとお胸の件ですが、お察しの通りやましい下心はすぐにバレてしまうというのがよくわかりました。 貴重なご意見ありがとうございます。。。
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clan-aaa at 2009-10-04 03:58
>標的うさぎさん
非常に的を射たご意見、感服いたしました。 突撃銃にのみ備わる制圧力というステータスの重要性が お伝え出来たようで嬉しく思います。 描写の件は、貴重なご意見として受け止めさせて頂きます。 そうしたご指摘はなかなか言いづらいのか、触れる機会も少ないので 大変為になります。 ご声援ありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。
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M3短機関銃 グリースガン
at 2009-10-07 20:19
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お疲れ様でした。
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タスク
at 2016-08-02 11:30
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なぜ連発なのか。僕は連発こそがアサルトライフルの真髄だと思います。
近距離での制圧能力から、中距離での射撃性能まで、なんでもこなせる汎用性があるから、アサルトライフルが主力小銃であり続けるのではないでしょうか。3点バーストは中距離での使いやすさを追求したものだと思います
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