機関銃史(1) 現代機関銃への道
前回の続きです
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普通の漫画より4コマの方が時間掛かっている気がします。
どうなってんのよ。。。


さて、今回は第一次大戦前までの機関銃史についてです。
ただし、機関銃史はアサルトライフルの比じゃない程の長い歴史を持っていますので、
今回は最低限度の内容にだけ、簡単に触れていきたいと思います。


■「機関銃」が生まれるまで

機関銃の歴史は、銃器史そのものとも言えるほど長く、深いものです。
その昔、まだ弾丸と火薬を別々に装填していた時代にも、既に連続して
弾丸を発射出来る銃―機関銃の根本的概念―は存在していました。


しかし、これら初期の「連発銃」は、銃身を束ね、撃発機構を複数備えた、
とても実用的とはいえない代物でした。
実用的レベルでの「機関銃」の登場は、弾丸と火薬・発火薬を金属製薬莢に内包した
現在の自己完結型弾薬が誕生するまで待つことになります。

時は流れ、19世紀。
自己完結型弾薬の登場により、機関銃の走りとなる
外力利用型機関銃の開発が盛んになります。


これは、弾薬の装填・排莢を、射手自らの手で行うものです。
アメリカの「ガトリング・ガン」は、代表的な外力利用型機関銃で、
日本を含め多くの国々へ輸出されました。


しかし、これらの外力利用型機関銃は、以前と比べると実用的とはいえ、
トリガーを引くだけで連続射撃が出来る、現在の自動装填式機関銃とは
まだまだ程遠い存在でした。


■現代機関銃の始祖

こうした流れの後、ついに19世紀後半にアメリカとフランスで
初期の自動装填式機関銃の両雄が登場します。
それが、マキシム機関銃(米)と、ホチキス機関銃(仏)です。

この二つの機関銃は、現代機関銃直流の祖となる、
大変重要な存在なのですが、構造の特徴上、
自動火器全般に影響を与えたホチキス機関銃に対し、
マキシム機関銃は、弾薬をベルトで連鎖させた「弾薬帯」によって
給弾する全自動機関銃という特徴が、現代機関銃を形作る上で
大変大きな貢献を果たした、正に「現代機関銃の父」と言える存在です。

この後、マキシムとホチキスのフォロアーが続々登場し、
現代機関銃へとつながっていくのです。


めちゃくちゃ省略した部分がありますが、WWⅠまでの機関銃の大まかな歴史はこんな感じです。
次回は、機関銃の体系について取り上げたいと思います。
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by clan-aaa | 2009-10-24 14:00 | 「小銃少女」 | Comments(4)
Commented by シシジ at 2009-10-24 15:42 x
志村ーー!!後ろ後ろ!!
ガトリング・ガンは地元新潟で使った人がいるから知ってましたが、
現在の機関銃はマキシム機関銃とホチキス機関銃が元なんですか。
あと、マキシム先生は水冷式と勉強になりました^^
Commented by max123 at 2009-10-24 23:03 x
 おひさしぶりです。お誕生日おめでとうございました。学校が忙しく、なかなか、サイトを拝見することができませんでした。
 弾薬帯がマキシムから採用された物だと、初めて知りました。勉強になります。私は、機関銃の知識も浅いのですが、読んだ本の中で、「機関銃の社会史」が印象的でした。デバイスが、社会でどう受容されていったかに興味を持っています。
 文末になりましたが、個人的には、ほんわかしているちひろさんのキャラが好きです。これからも、このサイト、楽しみにしています。
Commented by clan-aaa at 2009-10-25 09:33
>シシジさん

新潟ですと長岡城下神田口防衛戦かと思いますが、
日本機関銃史上的には非常に重要な戦闘ですね。
マキシム機関銃は今後改めて取り上げる予定ですので、
どうかお楽しみに。


>max123さん

祝電ありがとうございます^^
機関銃の社会史は社会的視点での切り口が斬新な一冊ですよね。
あれを読んでからガトリング氏の見方が大分変わったように思います。
今後もよろしくお願いします。
Commented by at 2010-08-09 20:24 x
ミトレイユーズなんてのもありましたね。
秘密兵器だったので兵士が操作方法をよくわかっていなくてあまり使えなかったとか。
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