消音機関銃「AEK-999」
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一週間も空いちゃいました。ごめんなさい。
アメコミみたくしたかったのに浮世絵みたいになっちゃって一人で笑ってました。


さて、今回は「消音機関銃」のお話です。


■機関銃手の憂鬱

突然ですが、今回の記事は既にいくつかの間違いを犯しています。
まず、サイレンサーとサプレッサーの違いについて理解した上で、「消音」という言葉が
数ある小火器の中でも特に限られたモデルにしか使うことの出来ない言葉であることを理解せねばなりません。
正確には「抑音機関銃」とでも冠すべきなのでしょうが、ここでは通念上「消音」という言葉を
あえて使わせて頂きます。

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銃が誕生し、今日までにほとんど解決することが出来なかった問題の一つとして銃声が上げられます。
優れた兵士は敵を目視するよりも銃声に耳を立て、姿が見えずともその姿を暴き出してみせるものです。


第二次大戦中、米軍の分隊を構成する兵士の中で最も危険に晒されていたのが機銃手でした。
連続射撃によって敵に発見されやすいだけでなく、機銃手は大きな機関銃を振り回せる
大男が多かった為に、それだけ被弾する確率が高かったのです。


しかし、ライフル弾の連続射撃に耐えうるサプレッサーを開発する事は難しく、
そもそも消耗品であるがゆえにコストの面でも多くの課題が残されていました。

■恐るべきアナグマ
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そんな中、ロシアのPKMをベースに開発されたAEK-999、通称「BARSUK(バースク=アナグマの意)」は
機関銃にサプレッサーを取り入れようという意欲的な開発動機を持つ数少ない機関銃です。
マズルに装着された大型の専用サプレッサーと、サプレッサー装着による燃焼ガスの吹き戻しから
射手を守るためのハンドガードが特徴的です。

製造元はKMZ(クラスノゴルスク・メカニカル・プラント)です。
PKMの生産拠点であるコブロフメカニカルプラントとの関係性が見えないのですが、
ここは以前ご紹介したZENITレンズも作っている巨大軍需工業プラントのようなので
銃器部門があってもおかしくはないと思います。
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漫画では「プスプス…」と世俗的表現な擬音を用いましたが、実際は
大変豪華なフラッシュハイダーのような、なんちゃってサプレッサーだと捉えた方がいいでしょう。
400m以上離れると発砲音が特定しにくくなる抑音能力がうたわれていますが、
最も本領を発揮するのはマズルフラッシュをかき消す事の出来る夜間戦においてだと思います。


ちなみに、PKMの改良モデルとして有名な「ペチネッグ」と少し似ていますが、
こちらはまた別の開発動機をもったモデルであることを付け加えさせて頂きます。





で、本題は以上なのですが、
突然ながら、実は先日からずっと気になっている事があって、どーも落ち着きません。

このブログととっても密接に関わる話なので、近いうちにお話する事になると思います。
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by clan-aaa | 2009-12-25 09:01 | 「小銃少女」 | Comments(3)
Commented by tieren at 2009-12-26 07:28 x
銃声を垂れ流しながらの用足しというのは、なんともシュールですねw

この銃は動画サイトに投稿されていたPeheneg機関銃の紹介動画で目にしましたが、なるほど、やはり減音銃でしたか。
ロシアはソヴィエト時代から減・消音小火器及び弾薬の開発に熱心ですね。
この手の火器は情報の少なさや、その割りに多いモデル数似通った型番のせいで、どうにも覚えにくいです。

更新間隔はあまり気にせず、どうかご自愛ください。
Commented by シシジ at 2009-12-27 03:03 x
まさか彼女でも出来たんですか?
Commented by clan-aaa at 2009-12-27 21:21
>tierenさん

ソ連の消音銃は面白いものばかりでそそられますね。
無口でクールで気に入らないやつは粛清する
AS消音銃の小銃少女とかすげーやりたかったです^^


>シシジさん

"I just want my M14"ですよ^^
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