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M2ブローニングのヘッドスペース/タイミング調節
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うーんちょっとわかりにくいでしょうか、
本来数十ページある所をざっくりまとめた内容ですのでご容赦頂ければと思います。

イラストではわかりにくいですがヘッドスペースゲージはGO側が細く、NOGO側が太くなっています。
タイミングゲージはFIREが薄く、NOFIREが分厚くなっています。
ちなみにタイミングゲージはFIREがドッグタグ一枚か10セントコイン一枚、
NOFIREゲージはドッグタグ4枚重ねか10セント+5セントコインで代用できます。


んで、何故こんなに面倒な作業が必要なのかと申しますと、
以前の記事でご紹介したようにM2は大きく分けて①本体②バレルグループ③ボルト、
この三者の位置関係が重要となっています。

まずご理解いただきたいのは、ヘッドスペース調整が、
バレルとボルトの位置関係が適正かどうかを確認する作業であるという点です。
そして、②バレルグループはバレルとバレルエクステンションという2つの主要部品で構成されており、
両者はネジが切ってあって、ねじ込まれただけでつながっていますから、
銃身交換の際に熱膨張した本体へ「熱っ!熱っ!」とテキトーにバレルをねじ込まれると大問題です。
また長い間撃ち続けると振動で銃身がゆるむケースも考えられます。
ここでバレルとボルトの位置関係が狂ってしまう=ヘッドスペース不適正になるのです。


なんでネジなのか、他のマシンガンみたいにワンタッチで固定できないのかと疑問に思われたでしょうが、
この銃が開発された当時(WWⅡ以前)の金属加工技術で結合部の強度設計を考慮した上、
狙撃任務もこなせるほどの精度を確保するとなると、この方法が最もスマートであったと考えられます。
現在ではヘッドスペースの作業を簡略化させたQCB(クイックチェンジバレル)モデルが存在しますが、
誕生から半世紀も経って改良箇所がここくらいしかないというはむしろ驚嘆に値すると思います。
ちなみに米軍はこのQCBモデルをM2A1として改めて採用しています。


続いてタイミング調整は①本体と②バレルグループ+③ボルトの位置関係を確認する作業です。
そもそもこの「タイミング」という用語は、マシンガンの世界では「(撃発の)タイミング」を意味する言葉です。

すごーく重たーいボルトが激しく前後に往復する様を想像して下さい。
後退時は大きなバネがショックを緩衝してくれますが、前進時には何もありません。
バーン!と本体にぶつかります。この衝撃はマシンガンの命中精度を下げる大きな原因なのですね。

そこで、バーン!とぶつかるかぶつからないか位のビミョーな「タイミング」で弾薬を撃発させるのです。
すると、弾薬が撃発した際に発生する後退エネルギーがボルトの前進エネルギーを相殺します。
つまり、撃発した弾薬から発生するエネルギーをリコイルスプリングのような形で利用するのです。
これがとーっても奥が深い理論でして、ガサツなイメージのあるオープンボルトサブマシンガンなんかは
意外にもこの理論で計算しつくされた大変シビアな世界だったりします。

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M2の場合、具体的には上記に図示している間にシアを開放、撃発を行わねばなりません。
遅すぎると閉鎖複合体がバーン!と本体にぶつかって撃発開始なので命中精度ガタ落ちですから、
「タイミング」はとっても重要なんですね。
この調整を、タイミングゲージを使って行っているのです。




うーーーんこれで納得いく説明になっているかとっても不安です。
ご不明な点ございましたらコメントかメールにてご指摘下さい。
実は私もそんなに詳しくないのですが可能な限りご回答させて頂きます。



(参考資料)OPERATOR'S MANUAL MACHINE GUNS, CAL.50, BROWNING, M2, HEAVY BARREL (ARMY TM9-1005-213-10)
# by clan-aaa | 2013-11-08 22:00 | 「小銃少女」 | Comments(3)
読者の皆様へ
「小銃少女」管理人のIRAKAです。
臆面も無く戻ってきた非礼をどうかお許し下さい。


私の一連の行為については弁解の余地も無く、自身の非による不徳以外の何物でもありません。
画像の無断転載につきましてこの場を借りて改めて心からお詫び申し上げます。
誠に申し訳ありませんでした。


今日に至るまで、多くの方々から多くの手段で並々ならぬご支援、ご声援を賜りました事を
この場を借りて御礼申し上げますと共に、そうした方々の気持ちを裏切ってしまった事を
大変反省しております。
かけがえの無い皆様方の存在にただ甘えながらも、この場から距離を置き逃げ続けていた事も
深く恥じております。本当に申し訳ありませんでした。
私にとってこの3年間は幾度に渡る深い苦悩と葛藤で過ごした、
最も艱難した時期であった事は間違いありません。
臆病にも距離を置いていながら、ふとした機会に頭をよぎる存在こそ、
このブログであり、読者の皆様でした。


その皆様方へ今の私が出来る事は作品で答える事だと思いましたが、更新に先立ちましては
まず自身の非をお詫びする事が先と思い、このような記事を掲載させて頂きました。
重ねて誠に申し訳ありませんでした。全てが私の責任です。


今となっては全く筋の通らぬ話ですが、小銃少女は開始当初から2010年3月末を以って
閉鎖する事を決めていました。
一部読者の方々にはその旨をメールにてお伝えした事もありました。
これは私の一身上の都合によるものでしたが、ブログを辞める事で絵や漫画を描く行為そのものから
身を引こうと考えた結果だったのですが、自らが起こした不祥事の為にその最期を
全うな形で終える事が出来ず、また忙しさを言い訳に今日まで動きを起こす事が出来ずにいました。


絵を描く、また一つの作品製作に従事した方ならご理解頂けるかと思いますが、
創作物を作り上げる情熱と労力は言葉で言い表せぬものがあります。
たかが4コマ漫画ですが、私の中で2009年という年はそのほぼ全てを小銃少女に費やしていました。
これは本当に片手間では出来ない行為であり、逆に片手間で作り上げたものを発表する事は
大変失礼な事だと私は考えています。
副業として立派な創作活動をされておられる方も大勢いらっしゃいますが、
私には生憎そうした器用な事が出来ず、人一倍の時間と、作品に専念する環境が必要でした。
遅筆である事も大きな負い目です。
ですから小銃少女を続けられたのも、時間が余りある時分だからこそでした。


しかし、作品を送り出す中で本当に嬉しい誤算がありました。読者の皆様からの反応です。
結果として自身の不徳故に2010年3月には終える事が出来ず、
今日までに3年以上の月日が経ってしまいましたが、
その間に頂いた読者の皆様からの大変なご支援、ご声援の数は私の想像をはるかに上回る大きさでした。


今となっては再び以前のようなペースで作品を送り出す事は出来ません。
ペースを落としてでも更新する事も出来るのでしょうが、私はそれを妥協だと考えます。
私ごときにも創作活動に対するポリシーがあり、それが私自身を許さないのです。
ですがせめて、このような状況で3年以上の月日が経過してしまっても、
作品をちゃんとした形で終わらせたいという気持ちに変わりはありません。
その達成には、小銃少女に対する未練をきっぱりと手切れに出来る作品を
この場に作品を掲載する他ないと考えています。


その当該作品を掲載する前に、次回は前々回ご紹介した
M2ブローニングのヘッドスペースとタイミングに関する内容を掲載したいと考えております。
どうかもう暫く私のわがままにお付き合い頂ければ、幸いに存じます。


最後になりますが、一部過去記事につきましては内容の簡素化を目的として整理させて頂きました。
ご愛読頂きました読者の方々へ心から深く感謝致しますと共に、
何卒ご理解、ご了承下さいます様宜しくお願い申し上げます。
# by clan-aaa | 2013-11-08 21:00 | その他 | Comments(15)
記事中画像無断転載に関するお詫び
GPMG東の横綱 "PKM"
小隊長日記~日々是鍛錬ナリ。

まずはじめに、「小隊長日記~日々是鍛錬ナリ。」管理人の小隊長様に
私の不徳故に多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫びします。


上記事中において、PKMの機関部を写した画像を使用しておりましたが、
これは検索エンジンの画像検索で拾ってきたものを、その帰属を確認すること無く勝手に無断転載したものでした。
同画像は、小隊長様、並びにそのご友人に帰属を有するものであって、今回の無断転載は
御両名の権利を侵害する行為でした。

また先日その旨を小隊長様よりご指摘された際、私が性急に早合点し、その意図を汲むこと無く
勝手に画像を削除した事によって、大変不快な思いをさせてしまいました。


当ブログは、銃という生活からかけ離れた題材を取り上げている為、
出来るだけ多くの絵や図、写真を用いた上でよりわかりやすく理解して頂こうという趣旨があります。
しかしそれ故に、WEB上の画像使用に関して、私のモラルがあまりにも欠如していたことによって、
今回のように多大なご迷惑をお掛けする結果となってしまった事を深く反省しております。
WEBの便利さにつけ込み、完全に感覚が麻痺していました。
これは完全に私の不徳の致す所であり、弁解の余地もありません。

今後は、記事中における画像において、その帰属を確認した上で使用し、
最新の注意を払うように努めてまいります。


重ねて、この度は小隊長様、並びに読者の皆様へ多大なご迷惑とご心配をお掛けした事を
心からお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
# by clan-aaa | 2010-01-31 06:00 | 「小銃少女」 | Comments(632)
M2ブローニングの作動機構「リコイルオペレーション」について
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以前、「れいこは世界観崩してるから出さない方が良かった」と近しい知人から言われたことがあります。


でも、よく考えてみて下さい。
機関銃を語る上で、まずM2は絶対に外せないんです。何としてでも小銃少女にしなければなりません。
で、M2はこれまでのアサルトライフルや、その他マシンガンとは一線も二線も画した存在です。
なんせ本体だけで1.7m、40㎏もある最大級の重機関銃ですから。


ですが、そんなものを華奢な少女が扱うっていうのは、いくら小銃少女という強引な設定といえど、
あまりにも無理があります。そもそも大の兵士が5人がかりでやっと運用出来るものなのですから。
「やーん、重いよー><」じゃ済まされないわけです。撃つことすら出来ません。
何よりも、巨大な重機関銃と並んだ際、絵面が見劣りしてしまいます。

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そんなわけで、身長190cm近い、筋骨がしっかりした金髪碧眼のお姉さんという、ピンポイントなフェチズムを
煽る設定に至ったわけです。キャラクターには絶対的な動機が必要で、何を使うかよりも、何故使うのかが
リアリズムと直結していると思います。銃がよく登場する漫画はたくさんありますが、
そうした動機づけがなされているものは、私が知る限り園田健一氏の作品だけでした。



ってこんな私見はどうでもいいんです。お話が過ぎました。
そういえばM2の作動機構の話をしてなかったな、というわけで、
今回はM2の作動機構である「リコイルオペレーション方式」のお話です。


■リコイルオペレーションの流れ

M2の基本構造は簡素ながら、それぞれのパーツがいくつもの役割を果たしながら複雑に連動している
非常に解説泣かせな銃です。
ですので今回は、開鎖にのみ焦点を絞って話を進めていきたいと思います。

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M2の閉鎖機構の基本構造です。
青はバレル紫はバレルエクステンション(バレルと結合)、両者を合わせてバレルグループと呼びます。
緑はボルト赤はブリーチロックオレンジはバレルバッファーです。

バレルバッファーというのは後退してくるバレル・バレルエクステンションを受け止める緩衝器の事で、
本当はもっと複雑に連動し、かつ両者の間にはアクセラレーターという重要な部品があるのですが、
今回は省略します。

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撃発直後、銃弾がバレルを通過した後にバレルグループ(バレル・バレルエクステンション)とボルトは
一体となって後退を開始します。
両者は赤いブリーチロックによって結合していますが、やがて一定距離後退するとブリーチロック下面が
落ち込み、ここへブリーチロックが下降していくことでバレルグループとボルトの関係は絶たれます。

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ブリーチロックが完全に下降した事によってボルトは開放され、さらに後退を続けます。
バレルグループも一定距離後退を続けますが、やがてバレルバッファー(オレンジ)にぶつかり、ストップします。


なんでわざわざバレルごときを受け止める大袈裟な装置が必要なのかと思われるかもしれませんが、
M2のバレルグループはそれだけで小さなSMGくらいの重量があります。その後退エネルギーたるや
相当なものになるため、ボルトとバレルそれぞれに緩衝器が付いているのです。
この辺はM2の高い精度に一役買っているとも言えます。

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閉鎖はこの逆順となります。
これがリコイルオペレーションの大まかな流れです。


■補足説明

ここからは興味のある方以外は読み飛ばして頂いて構いませんが、
三番目の図で、ブリーチロックがフリーになっている事を疑問に思われたかもしれません。
何かの拍子でブリーチロックが上に突き出してしまったら、ボルトの前進を妨げてしまいますよね。
実はボルトが戻ってくるまでの間、ブリーチロックはバレルバッファーから突き出した「腕」によって
押さえつけられています。つまりバレルグループがボルトバッファーとぶつかっている間中、
ブリーチロックは上方向へ動かないように抑えつけられているのです。

でもこの時バレルグループが前進しちゃったらどうなるの?とさらに疑問を抱かれたかもしれません。
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実はこの時、バレルグループがいたずらに前進しないよう、かつ前述の「腕」がブリーチロックを
抑えつけるよう、バレルグループとバレルバッファーは互いに結合しているのです。
具体的にはバレルエクステンションシャンク(上図赤丸)とバッファーピストンロッド(下図赤丸)が噛みあっています。

つまりボルトが開放され、バレルグループがバレルバッファーとぶつかった時から、
ボルトが戻ってきて、バレルグループと再接触するまでの間中、バレルグループとバレルバッファーは
互いに結合しているのです。


この辺りの説明はすごく大変で、私の技量で全てのパーツの連動をいっぺんに説明するのは
ちょっと無理があります。
わからない点がありましたら個別にお尋ね下さい。出来る限りお答え致します。


次回は、ヘッドスペースの調整手順と、「タイミング」について少し触れていきたいと思います。
# by clan-aaa | 2010-01-28 21:00 | 「小銃少女」 | Comments(12)
ヘッド・スペース
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突然話は変わりますが、トリジコンの聖書刻印問題がかなり深刻化しているようです。
先日英国で採用されたL129マークスマンライフルにも×6のACOGが搭載されていましたが、
同社全てのモデルに打刻されているのであれば、米軍だけでなく多くの国々で
回収・改善が要求されるだろうと思います。


さて、話戻って今回は「ヘッドスペース」のお話です。

■ヘッド・スペースとは

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ヘッドスペース(頭部間隙、HSとも)とは、薬室内部で弾薬がこれ以上進まない点から
ボルト前面までの距離
を指す専門用語です。


意外に思われるかもしれませんが、薬室が閉鎖状態にあるからといって、
弾薬は完全に身動きが取れないわけではありません。
閉鎖状態の薬室と弾薬の間には、ほんの少し、コンマ数ミリの「あそび=公差」が設けられています。

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もし弾薬と薬室の間にあそびがなければ、一体どうなるでしょう。
砂などの異物が少しでも混入しただけで、閉鎖不良を起こしてしまいます。
また無理に閉鎖した結果、開鎖がままならず、異常腔圧を起こし、
ロッキングラグを吹き飛ばしてしまう恐れもあります。


逆にあそびが大きすぎると、これもまた問題を起こしてしまいます。
具体的には命中精度の著しい低下、薬莢の張り付き、ちぎれを起こし、
さらにひどいと「脱管」といって、燃焼ガスの圧力によるプライマーの吹き飛ばしによって
射手へ高温高圧の燃焼ガスが吹き付け、最悪の場合閉鎖機構を吹き飛ばして大怪我をする恐れもあります。
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(↑「G3用ヘッドスペース・ゲージ」
ボルトヘッドとロッキングピースの間に差し込んでヘッドスペースを検査するためのゲージ)


この為、ある一定の限度内であそびを含めた薬室内部の距離を、
適正な「ヘッドスペース」として設定する事が銃の性能を大きく左右します。
そして、定期的にヘッドスペースを検査・調整してやらないと、上に挙げたような問題が発生してしまうのです。


■M2ブローニングとヘッドスペース


これは、ヘッドスペースをわざと不適切な状態にして撃つと、どうなってしまうのかを実験したものです。
射手がいれば死んでいたかもしれません。
これほどまでに、ヘッドスペースの調整は重要なのです。


銃によっては、定期的どころか、事あるごとにヘッドスペースを調整してやらないといけないものもあります。
それが、上の動画でも使用されていたM2ブローニングです。
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(↑「M2ブローニング バレルグループ」 ボルトはバレルエクステンション(右下)と閉鎖結合する)


M2の閉鎖は、ボルトとバレルエクステンションの間で完了します。
しかしヘッドスペースはボルトと、バレルとの関係で決定される距離です。
バレルはバレルエクステンションにねじ込まれた関係にあるため、M2は銃身交換の度に
ボルトとバレルの関係が不安定となります。

よってM2は銃身交換の度にヘッドスペースが適正であるかどうかを確かめなければならないのです。
マシンガンの歴史的傑作とうたわれるM2最大の弱点はここにあります。


ただ、現在既存のM2と更新が進められているM2A1マシンガンは、ヘッドスペースの調整が簡素化された
QCB(クイック・チェンジ・バレル)モデルとなっているのですが、これはまたの機会に触れたいと思います。



というわけで、次回はヘッドスペースの調整方法を含めた
M2ブローニングの銃身交換方法について取り上げたいと思います。

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# by clan-aaa | 2010-01-23 07:00 | 「小銃少女」 | Comments(14)